どうも、ごきげんいかがお過ごしでしょうか?
占術家の仙翁(センオウ)です。
今回は、干支と陰陽五行についてご紹介いたします。
干支と聞けば皆さん良くご存知ですよね?
そう!
十二支ですね。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥ですね。
生まれ干支や今年の干支などとてもなじみが深いモノだと思います。
でもそれぞれの本当の意味ってご存知ですか?
Contents
あなたの干支は?
あなたの干支は何ですか?
そう聞かれてこたえきれない人は少ないと思います。
私は、辰年ですとか申年です。
いいや酉年ですと言うように一人一人に干支があてがわれています。
余談ですが、毎年暮れに近づくと「来年の干支はどんな意味ですか?社会的、経済的にどんな影響がありそうですか?」と質問をよく受けます。
中には干支で占ってくれと言う人がいますが、ここで事実をはっきりさせておきましょう。
干支は占いではありません!!
したがって易などの占いの俗語ではありません。
むしろ易が後付けで干支を使ったりしています。
と言う事は干支はかなり歴史が古いと言う事になります。
それぞれに意味があてがわれ、その意味に近い言葉が使われるようになってきたのです。
では、あなたの干支はどのような意味がありますか?
と聞かれてこたえきれる人がいったいどれだけいるでしょうか?
今夜はそんなお話です。
干支の由来
もともと、干支は暦の学問だったそうです。
歴史的、経験的、実証的な意義が深いものです。
ただ、干支を易占いが用いて普及したために、よく易や占いと間違われる方が多くいらっしゃいますが、干支は陰陽五行と同じく学問だったのです。
近代西洋の暦学・天文学でも大いに干支を重要視しておりますが、東洋ではそうゆう専門的な知識・技術の問題と同時に、哲学さえも持っているのです。
干支の始まり
干支は古代中国の周の時代にはじまり、戦国~漢にかけて体系づけられ整ったものです。
もともと殷から周にかけての時代の人は、狩猟民族で家畜を養い放牧を追って転々とする生活を送っていました。
後に漢民族が黄河の流域に定着して農耕生活をするようになってから初めて規則的に生産生活に入ったわけです。
そこでその支配者、指導者、為政者、政府が次第に計画的になり、年頭正月一日を持って在来の実績に対して一年の生産生活とそれに伴う様々な注意を促すようになったのです。
よって干支とは、人間の生活の出来事、変化、推移と言ったものを干支の範疇に分けて、経験的に結論を出したものなのです。
つまり、生活の知恵と言う事になりますね。
これは人の世の長い歳月を経験と思索を次第に会得した結論ですから、単なる抽象的理論などと違って意味の深い厳粛なものがあります。
つまり経験哲学と言うべきものであって、俗に言うと「おばあちゃんの知恵袋」と言う事になります。
案外バカに出来なものなんですよ。
干支は「干と支」で見る
現代では、「君の干支の意味は~」などと言うと、迷信や非科学的なものの様にとらえたりしています。
そうでなければ吉日だっやのいいや凶日だったとたわいもない事で偏解して、干支本来の意味を分からなくなっている節があります。
これは、東洋の国民・大衆としては実に惜しい事です。
干支の干というのは「幹」であり、「根」であります。
支は「枝」でありそこからなる「枝葉花実」であります。
「干支」初めて一本の木、生命体になるのわけです。
そこで言うまでものなく、干の方が重要なのであって干があるから初めて支が出来るのです。
ちなみに干は十干と言われ、甲・乙、丙・丁、戊・己、庚・辛、壬・癸となります。
読みは左から順に、「きのえ・きのと、ひのえ・ひのと、つちのえ・つちのと、かのえ・かのと、みずのえ・みずのと」となります。
勘の鋭い人はここで気づく人がいます。
五行論の「木・火・土・金・水」の流れをくみます。
そして語尾の「え・と」が共通している事も見えてきます。
この「え・と」は「兄・弟」を意味し、それが干支となるのです。
ところが、干はやや難しく、支の方は誰にでもわかり、民衆性が得られます。
したがって干支の支の方は非常に民衆に普及したと言われています。
普及すればするほど、とんでもなく通俗化したことも当然です。
ですから干支占いなどと言われるものも存在するのでしょう。
けれども本来の事実はそうではなく、ちゃんと科学的な学術的側面が存在します。
特に干と支を組み合わせると、甲子(きのえ・ね)から癸亥(みずのと・い)までの六十型範があるわけで、これは人間の存在や活動のよい参考資料となりえます。
もともと、干支は生命あるいはエネルギーの成長、発展、収縮する変化の過程を分類・約説したものです。
つまり、「干」の方は、もっぱら生命・エネルギーの内外の交渉を意味し、内外対応の原理を十種類に分類分けしたものです。
「支」の方は、姓名・細胞の分裂から次第に生体を組織・構成して成長し、やがて老いて、それが一応の終末を終えて、元の細胞・核に還る。
亥は核という文字でそれを十二の範疇に分けたものがあります。
干の方は、第一に甲でありますが、これは殻を破っておる草木の芽が春に遇って、その殻を破って頭を出すと言う象があります。
しかし、芽は出したけれども、まだ外界の寒気、即ち外界の抵抗のために、真直ぐに伸びないで、折れ曲がっていると言うのが乙であります。
こういう風に干は、潜在エネルギーの発展段階における内外対応の状況を分類したものであります。
それに対し「支」は、「子」からはじまります。
子と言うのは、茲という漢字の下に「子」を付けた孳(ジ)からきています。
意味は、ふえる、即ち細胞が分裂・発達する能動性を表す文字であります。
それが合わさり組み合わさったて様々な組織・器官を作っていく、流れを「丑」と言います。
丑に糸辺で紐という意味になります。これが語源です。
それがぐんぐん発達する時期に達すると「寅」となります。
寅は演とおなじ意味です。
このようにしてだんだんと発達しまた元の核に戻る「亥」へと還るのです。
干支と陰陽五行
干は幹、支は枝で本末関係にあります。
これは先も述べたように「兄弟」関係にあります。
もとは干によって日を、支によって月を図ったもののようです。
干支はそれぞれ陰陽に別れて、十干・十二支を定めました。
十干は殷墟で発掘された甲骨に記されているのでかなり古くからあった感が方の様です。
殷の時代ですから紀元前1600年程前の資料と言う事ですね。
二対の発想からして陰陽論を基礎に作られた思想だと言えますが、いわゆる五行思想と結びついたのは春秋戦国時代になってからです。
五行は、木・火・土・金・水からなる五つで構成される思想です。
行は「行動」の意味であります。
人生、自然の活発な作用、行動、力これが五行です。
特に中国人は、抽象的な理論よりも具体的な事実、存在を重んじて、これを観察する傾向があるので、その活動性を実在する五行を通じて変化の作用を分類したものです。
俗に言う木や火そのものを宇宙、人生の根本問題として組み立てていくと言う唯物的な意味ではありません。
このようにもとは生きる知恵と何を行動の指針とするのかを分かりやすくするための業務マニュアルの様な役目を干支はしていました。
この役目をその時その時の事象と経験的側面から割り出し十干・十二支を作り上げたと言う事です。
その経験と知識は古代中国の紀元前1600年前から脈々と受け継がれた知識なんですね。
ですからあなたもこれを気に自分がどの干支で生まれどのような意味があるのかを理解してみる良い機会にしてみてはいかがでしょう?
それでは今日はここまで!
最後までご精読ありがとうございました。
今日も最高の一日が終わる✨
私は本当に幸せ者です。
親愛なるあなたに幸福が訪れますように☆彡
🍷 愛を込めて カンパイ 🍷
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明日の運勢
H28年9月2日
総合運:☆☆☆
仕事運:☆☆☆
恋愛運:☆☆☆
吉年齢:9.21.33.45歳
吉方位:東.南.南西.西
開運刻:明日は不成就日です。
運は比較的開けた日ですが、
積極的行動を避けるが吉日です。
明日は吉方位が多い吉日ですが、
外出は避けましょう。
それではまた明日お会いしましょう!