どうも、ごきげんいかがお過ごしでしょうか?
占術家の仙翁(センオウ)です。
今回は、陰陽五行学について話したいと思います。
陰陽五行学でも特に火は照らすと言う意味もあれば、空虚と言う意味も持っています。
さて、その真意はどのようなものなのでしょうか?
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火の意味
旧約聖書にはこうあります。
「神は言った、光あれと・・・」と言う文言は、有名なのでご存知の方は多いと思います!
火は温かく、暗闇を照らす事が出来る存在です。
しかし、火は使い方を間違えると災いを引き起こします。
火災がいい例でしょう。
人為的であれ、非人為的であれ大惨事を引き起こしかねないものと変わります。
炎は人類の初めての発明と言えるかもしれません。
そのため、人は火に対して畏敬の念を抱き神仏化している節があります。
五行における火は、華やかさ、活発さ、空虚などを示しています。
占いの大元となった易経でも同じような事が言われています。
易経の火と水
易では、火をこのように示しています。
春が過ぎて夏が来る。
春の風は南から吹きわたり、全てに恵みを与える。
まるで正午の高い陽を示すような卦である・・・
と言われています。
色では赤を連想できます。
このように火の意味は多岐にわたります。
まさに五行の中で一番活発な陽と言えるでしょう。
しかし、ここで疑問が浮かぶと思います。
冒頭でもご紹介したように火の象意は、空虚と言う意味を示す内容があります。
この答えを導き出すには、五行の水を見ていくことで上手く説明が出来ていきますので水と比較しながらご覧いただきます。
まさに、水は火の対極に存在するエレメントです。
陰に加えられると言って間違いないでしょう!
易経では、この陰と陽を使って占います。
街角の易者さんは、どなたも見かけたことが思います。
その時、掲げている看板を良く観察してみると三組の横棒が立てに二組並んでいると思います。
三本並んで一つの卦となります。
上の図を見ていただくと分かる通り、縦の横棒一本と真ん中で分かれている横棒の二種類あることに気づくと思います。
これには意味があって、横一線の横棒は陽を表します。
真ん中に切れ込みがある横線は、陰を示します。
易は陰陽五行と強いかかわりを持っていて、易で言うところの「水」は、坎と言います。
丁度、上の図では右側に存在する卦です。
水の話は次回に持ち越しますが、その対極である「火」は坎の反対側にある離と言う卦を示します。
火の易を見ていただくとわかりやすいですが、さきほど火は一番活発な陽と表現しましたが、易で言うところの極陽ではありません。
火は暗闇を照らすもののはずですが、実は最も陽に近いものではないんですね!
易で極陽を示す卦は乾と言う卦で「金」を示します。
ちなみに極陰は坤と言う卦で「土」表します。
問題の火はどんな卦かと言うと上下が陽で真ん中が陰です。
真ん中が暗いと言う意味をもちます!
あまり火のイメージとはかけ離れていると思います。
少し例を挙げて考えてみましょう!!
例えば、ろうそくの火を思い出してください。
一番熱いのは外炎で、内炎はほとんど熱くないと言うのを小学校の理科の授業で教わったと思います。
つまり、易の通り外は陽で内は陰なのです。
私たちが暮らしている中で体験する自然現象として我々の目に映る人とか水は陰陽哲学で言うなれば、純粋な陰陽では無いと言えるのです。
だからこそ、「冷たいもの」と「温かいもの」は移ろいながら交流していくんですね!
それにしても、不思議な事です。
サーモグラフィーも無いのに外炎や内炎の熱の違いに気づきそれを易と言う形で残してくれていると言う事に私はロマンを感じずにはいられません。
火の象徴
さて、「火」の象徴を考えるとき、この易の卦のイメージがとても役に立ちます。
外側は華やかでも内面は空虚な状態を人はむなしく感じますよね?
従って、むなしいと言うイメージも「火」なんです。
易を知らないと、「なんで火がむなしいの?あんなに温かく、物を照らしてくれるのに・・・」と悩んでしまう事あるのかもしれません。
易では「火」の象徴である真ん中が陰で上下が陽の卦を離と呼びますが、これを「つく」と「はなれる」と解きます。
はなれるは「離」と言う漢字もあるので容易に想像は付きますが、つくと言う表現はどうしても想像がつくものではありません。
その答えは、火がどこにでも燃え広がる様からきていると考えられています。
つまり火は付いて離れるものと表現できるのです。
では、何が考えられるでしょうか?
例えば、鳥です。
離陸と着陸を繰り返すからです!
しかし、鳥は十二支の一つ酉です。
この酉は金に属します。
火に属する鳥は、一般的に燃え立つような鮮やかに目立つ羽を持つクジャクとか、美しい朱色をもつフラミンゴです。
もっと、生活に身近なところで行くと化粧も火です。
肌にくっつけているだけですぐに剥げて、朝には「えっ誰??」となります。
しかし、まさに華やかに見える化粧は「火」そのものと言えます。
最後に、火は「明かにする」と言う意味も内包します。
これは今までの話の中では一番わかりやすい内容だと思います。
懲戒などの成否を明らかにする行為を「火」とします!
つまり、罪を暴こうとする行為は「火」と関係があると言う事ですね。
ですから、浄化の火などと言われて神事には使われているのかもしれませんね!
それでは今日はここまで!
最後までご精読ありがとうございました。
今日も最高の一にが終わる✨
私は本当に幸せ者です!!
親愛なるあなたに幸福が訪れますように☆彡
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まとめ
同じ物でも、違う角度で見ると物事が違って見える事がありますよね?
陰陽五行はまさにそれを体現していると言えます。
今回の内容で例を挙げるならこのようになるでしょう。
火は明らかにする事とお伝えしました。
従って、知識や教養、芸術と縁が強いと言う事です。
さらには、弁護士や検事などにも精通する者でもあります!
しかし・・・
見方を変えるとこのように変わります。
弁護士や検事を「曲直して矯正する」と言う方向から見た時に、それらは「水」の範疇に変わります!!
内容は一緒でも見方を変えると正反対の内容になってしまうのです。
従って、一つの事に執着せずに広い視野でとらえる必要が出てくると言う訳です。
それをしっかり理解したうえでもう一度お読みになるともっと理解がふかまると思いますよ。
それでは今日はこの辺で・・・
お相手は、占い師の孫センオウでした!